住宅性能表示は、大きく次の9つの評価区分が設けられている(今年の4月1日から「防・に関すること」が追加され、10区分になる)。
1.構造の安定に関すること
2.火災時の安全に関すること
3.劣化の軽減に関すること
4.維持管理への配慮に関すること
5.温熱環境に関すること
6.空気環境に関すること
7.光・視環境に関すること
8.音環境に関すること
9.高齢者等への配慮に関すること
10.防・に関すること
住宅性能評価は、全9項目(4月1日からは10項目になる)のうち、ただ一つ「音環境に関すること」は、選択項目(=表示義務がない)となっている。
多くの物件がそうなのだが、消費者の関心が最も高い「音環境に関すること」について情報が開示されていないのだ!
さて、あなたは住宅性能表示付きマンションを選びますか?
調査結果は、住宅性能表示付きマンションを選ぶ人(できるだけ選びたい・どちらかといえば選ぶ)は、約8割(78%)と大勢を占めた。
「どちらでもよい」と回答した、どうでもいい派は、約2割(17%)。
「どちらかといえば選ぶ」「できるだけ選ばない」という否定派は5%にとどまっている。
「音環境に関すること」が選択項目になっているなど、課題を抱えた制度であることは否めない。
でも、1住戸当たり数万円の費用負担で、素人では、うかがい知れないマンションの性能を、たとえ100%ではないにしても、把握できるメリットは小さくないと思う。
・調査対象者:ブログ読者
・調査期間:2006年1月22日〜1月28日(1週間)
・総投票数:101票