(1) 車に詳しい知人に相談する。
(2) 新聞折り込みチラシやパンフレットを取り寄せて、じっくり比較検討する。
(3) 販売店に出向き、現物を見てみる、あるいは試乗して乗り心地を確認する。
ところがマイカーより、はるかに値の張るマンションを選ぶときには、なかなかこのようには事が運ばない。
■そもそも、マンションに詳しい知人・友人が周りにいない。
たとえ建築士の知り合いがいたとしても、必ずしもマンションを得意分野としているわけではない。
意匠・構造・設備など、建物の基本的な知識や経験があっても、その物件の市場性やデベロッパーの評価などは、日ごろから業界をワッチしていないと、的確な助言をすることは難しいだろう。
■新聞折り込みチラシから物件の良し悪しを見極められるか?
新聞折り込みチラシには、デベロッパーの「売る仕掛け」「販促ワザ」がいたるところに仕掛けられている。
日ごろから「マンション力」を高める努力をされている当ブログの読者でなければ、チラシやパンフレットの比較検討で物件を絞り込むのは困難を伴うだろう。
■モデルルームで物件の良し悪しを確認できるか?
マンションを買うときの最大のリスクの一つは、現物を見ないで買うこと(=青田買い)。
オプションだらけで特別仕様満杯のモデルルームが、実際の住戸とは似ても似つかないといったことは、よくあるケースだ。
さて、あなたにとって、マンション選びを難しくしているのは?
「現場を確認できない」というのがダントツの70%得票率を占めた。
車市場では、現物を見ないで取引するネットオークションが盛んだが、不動産市場では、「マザーズオークション」というネット上での不動産のオークション形式の取引が始まったばかりだ。
終の棲家になるかもしれないマンションをネット上で取引するには、まだまだ抵抗がありそうだ。
「マンションに詳しい知人が周りにいない」は、16%の得票率。
「ホームドクター」が身近な存在になればいいですよね。
・調査対象者:ブログ読者
・調査期間:2006年3月5日〜3月11日(1週間)
・総投票数:69票